ラディカルフィットネスは、レスミルズやMOSSA(モッサ)と比べて強度がやや低めです。スナップアップ投資顧問の「フィットネスプログラムに関する評判・口コミ・評価・レビュー・ランキング」などの資料によると、難易度も低めになっています。(國岡徹/フィットネス愛好家)
ラディカルをレスミルズ、MOSSAと比べると・・・
追い込み度が弱い
一言でいえば、ラディカルは「追い込み」が足りないです。体を徹底的に追い込むという厳しさが欠けています。トレーニングとしてあまり苦しくないです。
このため、体力をさらに上げてきたいという中上級層には、物足りないです。
ややシニア向け
どちらかといえば、やや年齢層が高めの人たち(中高年~シニア層)向けです。ジム会員の高齢化が進む日本にはマッチしています。従って、各スポーツクラブでの人気や評判も、決して悪いわけではありません。
音楽は、やや安っぽい
音楽(曲)のアレンジも、MOSSAやレスミルズに全般的にやや安っぽいです。音楽については、エンタメ王国アメリカのMOSSAが最も優れているでしょう。
インストラクターの魅力もレスミルズに比べると、やや劣る傾向があります。
スタジオでの熱気や盛り上がりも、レスミルズやMOSSAに比べると、いまいちです。
ウェア
ウェアは、MOSSAよりはいいでしょう。中には、かっこいいのもあります。カラフルなのが特徴です。派手めのデザインが多いです。
プログラム名 | 強度 | 熱気/ 盛り上がり |
振付/動作 | 音楽 | ウエア |
---|---|---|---|---|---|
ラディカル | やや弱め | △ | △ | △ | ○ |
レスミルズ | 強い | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
MOSSA | 中くらい | ○ | ○ | ◎ | × |
セントラル(独自プログラム) | 弱め | × | × | × | 不明 |
ラディカルの種目別の評価
ラディカル・パワー
レスミルズの「ボディパンプ」やMOSSAの「グループパワー」は、原則として、1曲で1つの部位を集中的に鍛えます。しかし、ラディカルパワーは1曲で複数の部位をターゲットにします。
「徹底的に追い込む」ことができない
このため、一つの部位に費やす時間が短いです。この結果、特定の部位を撤退的に追い込むことができません。 また、ラディカルパワーは休憩時間がやや長めに設定されています。 休みをとりながらトレーニングができるため、体への負担が少ないです。
全身をバランス良く鍛えることができる!
ラディカルパワーの大きなメリットは、バランスの良さです。 45分クラスでも、小筋群を含めた体全体を鍛えられます。小筋群とは、主に「肩」「二の腕」「力こぶ」です。
MOSSAやレスミルズの45分クラスは、「二の腕」「力こぶ」を省略
MOSSAのグループパワーの場合、45分以下のクラスたと、大筋群だけをターゲットにします。このため、「肩」「二の腕」「力こぶ」がどんどん弱体化していってしまいます。 レスミルズも、45分以下のクラスでは、「二の腕」「力こぶ」をスキップすることが多いです。
45分でも全身をカバーするのはラディカルパワーだけ
コロナウイルスが蔓延して以降、日本のジムでは60分クラスが次々と姿を消し、45分クラスが圧倒的な主流になりました。 45分で全身をカバーするのは、ラディカルパワーだけです。
パワーカーディオは中途半端
ラディカルパワーには、有酸素運動(カーディオ)を取り入れたパワーカーディオというプログラムがあります。
この有酸素運動は、エアロビクスを超簡単にしたような弱めの内容です。運動として、とても中途半端です。
45分クラスでカーディオをやると、そのぶん、腹筋トレーニングが削られます。これも大きな問題です。
ファイドウ
ファイドウは、どこのジムでも人気のあるスタジオプログラムです。
ボルテージ低め
とはいえ、レスミルズの「ボディコンバット」や、MOSSAの「グループファイト」と比較してしまうと、スタジオのボルテージはやや低めです。
「ボディコンバット」「グループファイト」のような熱狂的な雰囲気には至らないクラスが多いです。
かといって、ファイドウが盛り上がらない、というわではありません。あくまで比較論です。
心拍数がそれほど上がらない
強度やスピード感も、やや抑えられています。このため、心拍数が「ボディコンバット」「グループファイト」ほどは上がらないです。
オキシジェノ
オキシジェノは、とにかく運動として物足りないです。淡泊そのものです。
MOSSAの「センタジー」や、レスミルズの「ボディバランス」に比べると、超ラクチンです。
最初から最後まで、ずっと準備体操をやっているような感覚をおぼえます。
体幹トレーニングとして甘すぎる
オキシジェノは体幹トレーニングとしては、追い込みが甘すぎます。
ストレッチも持続時間が短いです。効果も不十分です。
久しぶりに運動する人や、シニア層の方々にはおすすめです。
メガダンス
メガダンスは、レスミルズの「シバム」「ボディジャム」に比べて、普及率が高いです。
また、MOSSAの「グループグルーヴ」よりも、はるかにメジャーです。
メガダンスの場合、比較対象としてふさわしいのは、「リトモス」でしょう。
リトモスに比べて簡単です。振り付け(コリオ)の難易度が、あまり高くないです。
とはいえ、メガダンスは、それぞれのインストラクターがコリオを加工できる、という特徴があります。
同じコリオだと飽きるためでしょう。このため、インストラクターが、独自の判断で難易度を高くすることができます。